広島の遺言

遺言書を遺す意味と必要性

遺言書を遺す意味と必要性

このページをご覧のあなたは、遺言書の必要性について気付き始めたからこそ、このページにたどり着かれたのだろうと思います。

 

あなたが旅立ったあとに、あなたの財産を誰にどう相続させるのかを明確にするために作る遺言書。

 

といっても、日本においてはまだまだ浸透していないのが実態です。

 

あなたの周りでも、遺言書を作ったという人はあまりいないかもしれません。

 

「うちにはそんなに財産は無いから」

 

「うちの家族はみんな仲がいいから」

 

などの理由で、自分は遺言書とは無縁だと決めつけている方がまだまだ多くいらっしゃいます。

 

あなたも遺言書の必要性についてまだ半信半疑かもしれません。

 

しかし、戦前の家督相続制度が廃止されて70年、家督相続制度の名残りで相続に疎かった私たち日本人も、遺言書は財産の多寡や家族仲とは無関係に、ごく一般的なご家庭にとっても必要なものだと、ようやく気付きはじめたと思います。

 

ではなぜ遺言書が必要なのか、次の記事から一つずつ見ていきましょう。

相続財産の多寡と円満相続とは無関係

財産が少ないことを理由に遺言書は不要と考える方は結構います。

 

はたしてそうなのでしょうか。

 

実際は、相続財産が多いよりも少ないほうが揉める傾向があるそうです。

 

その結果どうなるか。

 

あなたが遺言書を残すまでもないと思った相続財産を巡って意見の違いから対立がおこり、やがては親子ゲンカ、兄弟ゲンカという場外乱闘に発展します。

 

「お前はあのときこう言った」

 

「あのとき俺が助けてやった」

 

「お父さんは私が一番可愛かった」

 

などなど。

 

一度言い合いが始まると、そこはさすが親子兄弟なだけあってお互い遠慮がありません。

 

こうなるともう、どうにもこうにも収拾がつかなくなります。

危険な「だろう」

私は家族のことをよく分かっているし、家族も私のことをよく分かっている。だから私が生きていたらどう考えるかを想像して決めてくれるだろう。

 

仲の良い家族だからみんなが協力して解決するだろう。

 

全部幻想です。

 

たとえ親子兄弟であっても別の人格、別の価値観を有している以上、考えが違って当たり前だということを理解しなければいけません。

 

その上、たとえ一つ屋根の下で共に育った実の兄弟であっても、成長してそれぞれが結婚して家庭を築けば、それぞれに守るべき家族と経済基盤ができあがります。

 

つまり、それぞれにそれぞれの思惑ができるのです。

 

そうなればもう、全くの他人ではないにしろ他人と≒なのです。

 

すなわち、それぞれの相続人が利己的に動くこととなる結果、他の相続人と衝突することになるのです。

配偶者の入れ知恵

親子は一親等、兄弟は二親等です。

 

一方、配偶者はゼロ親等、つまり、もう一人の自分です。

 

ですから、結婚した子や兄弟が、肉親よりも配偶者の意見を聞くというのは無理もないことと言えるでしょう。

 

そこでよくあるのが、配偶者の入れ知恵です。

 

本人は放棄をしてもいい、自分の取り分は少なくてもいい、あの財産は他に譲ってもいいと思っていても、そこで配偶者の入れ知恵があれば考えも変わります。

 

しかも配偶者は基本的には他の相続人を気遣う立場にない以上、他の相続人を慮る気持ちが当事者たち以上に希薄ですから、裏から相続人たる自分の配偶者を操るにも遠慮がありません。

 

これも遺産分割が紛糾する一要因に大いになりえます。

挙句の果てに残るもの

すったもんだの末、どうにかこうにか遺産分割に漕ぎ着けられたとしても、得たものよりも失ったもののほうが遥かに大きいはずです。

 

それは、最も守らなければいけなかったはずの大切な家族の絆です。

 

はっきり言いましょう、こうなってしまったのは遺言書を遺していなかったのが原因です。

 

そして、一度破綻してしまった家族の関係の修復は困難を伴います。その機会すらなかなか訪れないでしょう。

 

これは、遺言書さえ遺していれば防げたのです。

遺言書によって本当に守りたいもの

人はいつか必ず死にます。

 

頭ではわかっていても、死から遠ざかりたい、考えたくないと思うのが人情です。

 

ですが、その逃れようのない宿命から目を逸らさず、いつか自分にも訪れるであろう死と正対するところから遺言書の作成は始まると私は考えます。

 

自分が死んでも世の中は終わらない。大切な家族の生活も人生も続く。

 

ならば死んでからも家族を守ろうじゃありませんか。

 

あなたが遺言書によって本当に守るべきもの。

 

それは財産ではなく、その向こう側にある愛する家族の生活や人生、さらにはそのもっと奥にあるあなたの大切な家族の絆です。

 

なぜなら、あなたが生涯をかけて築き上げてきたものは、財産などではなく、愛する家族なのですから。

遺言(書)の種類と選ぶべき遺言(書)

遺言や遺言書という言葉を聞いたことがあったりなんとなく知っていても、公正証書遺言という言葉は耳慣れないかもしれません。

 

遺言とは、故人の財産の処分方法などを含めた、自分が亡くなったあとはこうしてほしいという要望のことで、遺言書とはその要望を書面にして残したものです。

 

そして、遺言(書)といっても複数の種類があり、時代の変化によってもはや化石のようになってしまっているものを除き、現代においても実用的な遺言の種類は以下の3つです。

 

・自筆証書遺言―読んで字のごとく、遺言者本人が遺言内容の全部を自分で書いて作成する遺言のこと

 

・秘密証書遺言―作成した遺言書に封をして中身が見れないようにする遺言のこと

 

・公正証書遺言―公証役場に赴き、公証人に作成してもらう遺言のこと

 

ちなみに、自筆証書遺言に封をすれば、その遺言は自筆証書遺言であると同時に秘密証書遺言にもなります。

 

秘密証書遺言は自筆でなくてもかまいません。

 

そして、オススメなのは何といっても公正証書遺言です。選択肢はこれ一択といっても過言ではないくらいです。

 

ではなぜ公正証書遺言がオススメなのか、次の記事から説明します。


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